篠原製分岐の改造
2001年4月

シノハラの分岐を日本型12mmゲージで使うとフログの部分で車輪が落ち込みます。
これは車輪の幅よりフログの欠損部が広いのが原因です。

この部分をHOJCの規格に基づいて改造してみます。


今回使った材料です。
プラリペアは充填材になります。
ハンドクリームは離型材に使います。
型の替わりに0.8〜0.95の厚さの金属板を使います、今回はハードディスクのブラケットを使用。
このほか油粘土とカッターナイフ、ヤスリなどを使いました。

下左
金属板にハンドクリームをしっかり塗ってフログのフランジウェイに立てて倒れないように油粘土で固定しました。

下右
隙間にプラリペアを流し込みます。
なるべく粉が多くなるように配合します。

プラリペアが固まったら金属板をはずし、はみ出した部分を削って仕上げます。

結構はみ出しが多くて苦労しました。

珊瑚やアイゼンバーンの車輪はそれだけで問題ないのですが、BEMOや乗工社の車輪は通過できなくなるので、左写真のオレンジの部分を削ってスパンが10,2mmになるようにします。
こちらはデザインナイフの刃をキサゲのように使って削っていきました。

これでフログでの落ち込みは無くなりましたが、仕上がりがきたないですね〜。

加工も思ったより手間がかかるので、もっと簡単な方法を探す必要があります。
特に充填部分の仕上げが大変でしたので、きちんとした型を作るか充填材を変更するかしないといけないようです。


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