フライスは買ってみたものの・・・

2003年12月購入

これまでフライス加工には会社の機械を使っていたのですが、いろいろあって簡単に使えなくなってしまいました。
替わりの加工方法を検討していたころ、新しくできたホームセンターでプロクソンのフライスマシンを安売りしていました。
関西合運で情報収集をしたところ、「Z方向の送りに多少問題はあるが真鍮加工には十分実用になる」とのことでとりあえず買ってみました。

全体にアルミダイキャスト製でちょっと華奢ですがそれなりの精度はでているようです。
テーブル自体のストロークはX−Yともに150mmですがY方向は後ろの柱にぶつかるので実質100mmくらいでした。
Z方向の送りハンドルと目盛りは確かに使いにくいところにあります。
それよりもX−Y方向の移動目盛りがハンドルのみというのがちょっと気になりました。

まず対策としてデジタルノギスを使ってX−Yカウンターを作ってみました。

今回使ったのはプラスチック製のデジタルノギスです。(ミツトヨ デジパ)
小数点以下1桁しか表示されませんが予算の都合と加工のしやすさから選びました。
裏のシールをはがすとネジがあるのでここから分解します。
いらないところを切り落としてテーブルの動きを妨げないようにアルミのアングルで固定しました。
X方向は本尺を逆さに組み込んでいますが、問題なく使えるみたいです。

0.1mm以下はハンドルの目盛りを併用してやれば結構細かいこともできそうです(バックラッシが多いですが)。

最大の弱点はYのテーブルを手前に動かすとXのカウンターが見えなくなることがあること。
どこか別のところに7セグLEDのカウンターをつけて見えやすくしたいのですが、基盤のどの接点をどこにつければいいかわからないので困っています。

ちなみにこのプリント基板上位機種と共通みたいで配線してないものの外部出力端子も付いています、ということはLCDの接点も小数点以下2桁用でうまくすれば、もう1桁表示が増やせるかもしれません。


次はバイスを作ることにします。

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