南部縦貫キハ10
DCC化
2003年3月8日

トミックス南部縦貫キハ10にデコーダーを組み込みました。
もともとDCC化を考えていない品物なのでかなり苦労しました。

まずは室内灯とヘッドライトが組み込まれた基盤の改造です。
もともとは前後2カ所の接点の+−でLEDの点滅を制御して、さらに常点灯用らしき部品があるのですが、このままだと使えないのでLED以外のものは全部はずしました。

黄色の枠で囲んだLEDは向きを逆につけなおします。
赤い線の部分は基盤のパターンをカットします。
青枠で囲んだCRD(低電流ダイオード)E−153を取り付けます。
CRDは極性に注意してください上の絵で線の入っているところがカソードマークです。
おいらはうっかり逆にしてヘッドライトのLEDを1個壊したので白色LED"NSCW100"に交換しました。
F0R黄、F0F白、F1緑,C青の各コードをつなぎます、これはわかりやすいようにデコーダのカラーコードと合わせてありますがデコーダからの線では無いです。

床下の基盤もLED以外のものは取り外し赤線の部分で配線をカットし、CRDを組み込みます、テールライト用のLEDは極性が逆になるようにつけなおしています。
デコーダーはDZ143をつかい、基盤と内装板を切り抜いて納めました。

デコーダーの各配線は画像をみてください。
紫の線は使っていないのですがとりあえず基盤のあいたところにつないでいます。
緑の線は床の基盤を通さずに天井の基盤に直につないでもいいのですが、線の長さが調節しにくかったので適当なところをターミナルとして使いました。

この後ダイカストブロックと接する面に絶縁テープを貼りました。

内装のパーツにデコーダと配線を通す穴をあけます。
元の通電用のバネが入っていた場所にうまく配線が収まりました。
実際の加工では先にこちらを加工してから、コード長さを決めて半田付けしています。

動力ユニットには白い紙を貼ってデコーダーを隠しました。
これでぱっとみただけではデコーダの存在はわかりません。
組み立てるときには各パーツの矢印の向きをそろえないと車体に収まらなくなります。

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